問題の解決方法 |
■実戦!問題解決法
変化の激しい時代を乗り切るためのスキルとして、論理思考(ロジカル・シンキング)や問題解決法といったものが注目されている。
本書は、日本を代表する経営コンサルタントである著者が、長年にわたる新人コンサルタント育成で蓄積した問題解決の技法をまとめたものである。
本書は、より実践に役立てられるよう、いくつかの特徴を持っている。
まず、分析や思考の方法にとどまらず、効果的な情報収集法や、収集したデータをプレゼンテーションに使うためのチャートに加工するコツなど、実際のビジネスの流れに即した手法が盛り込まれている。
また、問題解決力を身につけるにはトレーニングが不可欠という考えから、巻末の演習問題にもかなりのページを割り当てている。
さらに、テキストと連動したCD‐ROMが付属しており、パソコンを使ってテキストの内容に即した講義を視聴することができる。
これを活用すれば、通勤の電車の中で本を読み、帰宅してからCD‐ROMで知識の整理をすることも可能だ。
じつは本書は、著者らが運営する通信教育の「経営管理者プログラム」基礎講座のエッセンスをまとめたものである。
本書に盛り込まれているのはカリキュラムの一部に過ぎないが、問題解決法の入門書としては、これだけでも充分な内容となっており、お得な1冊と言えるだろう。
これから問題解決の方法を学ぼうと考えているビジネスパーソンや学生にはもちろん、企業の社員研修のテキストなどとしてもおすすめできる。
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■問題解決プロフェッショナル「思考と技術」
問題解決のための2つの思考である「ゼロベース思考」と「仮説思考」。
そして、2つの技術「MECE」と「ロジックツリー」を詳しく紹介している。
問題解決の理論をチャートと事例を駆使してわかりやすく説明している。
本書は、ビジネスの現場で使えるよう、問題解決のプロセスを体系化したものである。
あなたの市場価値を高めるための実践的教科書と言えよう。
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■問題発見プロフェッショナル―「構想力と分析力」
『問題解決プロフェッショナル「思考と技術」』の著者による続編。
今回は「問題解決」の前段階となる「問題発見」にスポットを当て、そのTIPSと技術を、わかりやすい実例を交えながら解説している。
著者によると、我々がうまく問題解決できないのは、多くの場合、問題そのものを正しく認識できていないことに原因がある。
本書の前半部分では、その問題認識を困難にする原因をいくつか挙げ、正しく問題認識するための心構えを提供している。
たとえば第1部では、「『現状』に対する過度の驕りが、『現状』を直視する目を曇らせる」、「『あるべき姿』へのこだわりから、逆に『現状』が見えなくなる」、「このままの『現状』が続くと将来の『現状』がどうなるかを、客観視しようとしない」といった阻害要因を説明し、人々がなぜ問題を直視しようとしないのか、その理由を探っている。
そして、第2部では問題発見のための構想力を身につける、という目的のもと、「問題発見の4P」(Purpose、Position、Perspective、Period)を解説している。
この4Pは、正しい問題発見のための重要なツールであり、4Pに沿って「そもそも何のために」、「いったいだれにとっての問題なのか」、「どの空間軸で問題をとらえるのか」、「どの時点での問題とするのか」と問いかけていけば、正しい問題認識に近づくことができる。
最後の第3部、「問題発見分析編」では、マッキンゼーでも使われているというMECEの手法や、トレンド分析、+/-差異分析、集中・分散分析、付加価値分析、CS/CE分析など、問題発見と解決のための分析手法が示される。
問題解決の糸口となる問題発見の技術をわかりやすく、かつ具体的に示した良質なテキストである。
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■問題解決手法の知識
1984年初版のロングセラーを全面改定。(僕が初めて読んだ「問題解決関係の本」だ。)
ビジネス環境の変化に合わせ、よりスピーディーかつ効果的な問題発見・解決技法を紹介します。
解決のためのアイデアを具体策にまとめる「収束技法」についても、とくに詳しく解説しました。
参加者のアイデアを引き出すための書式事例など、イラストや図表を豊富に交えて実践プロセスをわかりやすく説明します。
この本で「問題解決手法」を学んだら、速攻で使ってみよう!
本書は入門編だが、多分、読んで終り、の人が多いだろう。
この手のノウハウ本は、実践してのみ、価値が上がる。
また、実践してこそ、自分なりの「問題解決手法」が見つかる。
読んだだけの人は、買値以上のものにはならないが、本当に実践して、身につければ、とんでもなく、安い本である。
僕はもちろん、少しは実践しています。(買値以上の効果が出ていると思う。)
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■意思決定のための「分析の技術」―最大の経営成果をあげる問題発見・解決の思考法
「分析」には確かな切り口と方法論があり、その技術は磨き、蓄積し、改善することができる。
豊富な事例をもとに、有効かつ実行可能な全体最適の経営判断を導く戦略思考の枠組みを提示する。
実際のコンサルタントがまとめた本なだけに、論理だった内容で、かつ、判りやすい内容でした。
分析ということで、数式など難しい本と構えてしまいそうですが、実際は「考え方」が書かれているので、数式などは一切出てきません。
色々な「考えるためのフレームワーク」が適度な事例とともに紹介されていて、いかに自分がMECEに考えられていないか、効率よく考えていないかを思い知らされます。
こういった分析の考え方は、ビジネスを考えていく上では、誰しもに必要なスキルであり、そういった意味では手元に置いておき、困った時に読み返すことで、自分のものにしていくことが重要に感じます。
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